【画像付1話完全ネタバレ】やみつきアニメ逆転裁判(おすすめ見放題作品)
逆転裁判はゲームをアニメ化した作品だ。
動画配信サービスで見放題のおすすめアニメ作品だ。
自分の中のアニメランキングでもかなり上位に入る。
この作品の面白いところは登場人物のリアクション 。
その面白いところをわかりやすく伝えるために、第1期24話、第2期23話、合計47話のうち、1話だけを完全ネタバレしていきます。
ちなみに、この作品はNetflix、Hulu、U-NEXTで見放題で見れる。
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1話ネタバレ
(置き時計)
うーん、2時?だと、思う。
(男)
はぁ、はぁ、はぁ。
だ、誰かがやったことにするんだ。
(男)
そうだ!あいつがいい。
(成歩堂)
僕の名前は成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)。
3ヶ月前に弁護士になったばかり。
そして今日、僕は初めて弁護士として法廷に立つ。
(千尋)
まだかしら?成歩堂くん。
(成歩堂)
失礼します!
はぁ、はぁ、はぁ、。
遅くなってすいません。
(千尋)
10時に開廷よ。
準備はいいわね?
(成歩堂)
はい!
すみません、千尋さん。
今日は僕のために。
(千尋)
いいのよ。
何しろ可愛い部下の初めての弁護なんだから、しっかり見届けないとね。
(成歩堂)
はい!
(千尋)
でも驚いたわ。
初めての法廷で殺人事件を扱うなんてすごい度胸。
(成歩堂)
どうしても僕がやりたかったんです。
あいつには、借りがあるから。
(千尋)
借り?依頼人に?
(成歩堂)
はい。
僕がこうして弁護士になったのもある意味、奴のおかげみたいなところがあるんです。
(千尋)
それ、初耳ね。
(成歩堂)
力になりたい。
今こそこの僕が。
(成歩堂)
小学校からの僕の親友だ。
(矢張)
犯人は俺じゃねーんだ、なんだ!離せよー!
成歩堂!俺じゃねーよー!
(成歩堂)
わかってる、僕はそう信じてる。
でも、主に世間では犯人はお前だってことになってるんだよな。
(千尋)
成歩堂くん、彼が弁護士になるきっかけをくれたその人なのね。
(成歩堂)
はい、いいやつですよ。
ただ、いつも運が悪いだけなんです。
(千尋)
ちょっと態度が悪いわね。
(成歩堂)
運と態度が悪いだけなんです。
(千尋)
とにかく、彼の無実を最後まで信じ抜くの。それを忘れないで。
(成歩堂)
はい。
(裁判長)
これより開廷致します。
本件は被告人、矢張政志に関する審議となります。
(亜内検事)
検察側は準備完了しております。
(成歩堂)
弁護側も準備できております。
(裁判長)
では亜内検事、冒頭陳述を。
(亜内検事)
はい、早速。
被害者の名前は高日美佳22歳、職業はモデル。
現場は被害者の自宅マンションリビング。
(亜内検事)
現場の状況と司法解剖により他殺と判断されております。
死亡推定時刻は午後4時から5時にかけて、死因は鈍器による後頭部を強打。
凶器は考える人の置物。
これを証拠品として提出致します。
(裁判長)
受理します。
しかし、なんともモダンな考える人ですな。
(矢張)
モダンじゃねえ、ロダンだ。
そいつはなぁ、俺が真心込めて作った愛のプレゼントなんだぜ。
(裁判長)
おお、手作りというわけですか。
(亜内検事)
ちなみに凶器からは被告人の指紋が検出されております。
(矢張)
ああー!バカなー!
(成歩堂)
お前の手作りならベタベタ指紋がついてて当然だろぅ。
(矢張)
成歩堂ー!
俺に喋らせてくれよー。
これじゃ、犯人にされちまうー。
(亜内検事)
検察側も被告人に対する尋問を要求致します。
(裁判長)
よろしい、認めます。
(矢張)
やったぜ!くそったれーだ!
(千尋)
どうやら運と態度と口も悪いみたいね、あなたのお友達。
(亜内検事)
さて、矢張くん。
君は最近、被害者にフラれたそうですね。
(矢張)
ああ?
なんだと、こら!
俺たちは20世紀最高のカップルだっての。
(成歩堂)
(その世紀はだいぶ前に終わってるぞ、矢張)
(矢張)
まぁ、最近ちょっと電話に出ねえし、待ち合わせ場所にもちょっと来ねえけど。
(亜内検事)
世間ではそういう状況をフラれたと呼ぶのです。
(矢張)
デタラメいうなー!
(亜内検事)
んん?では、被告人は被害者の海外旅行の件は知っていたのかな?
(矢張)
りょ、旅行なんてちょっと聞いてねえぞ。
(亜内検事)
被害者のパスポートです。
この通り、事件の前日ニューヨークから帰国している。
(亜内検事)
旅行先での写真も入手しております。
(矢張)
(あ、俺のプレゼント、、、)
(亜内検事)
裁判長、以上二点を証拠品として提出致します。
(裁判長)
受理します。
(矢張)
あれ?ちょっと待て待て待てー?
その写真、誰が撮ったんだぁ?
(亜内検事)
当然同行者の男性です。
(矢張)
くそったれー!!
(成歩堂)
(頼むからそのフレーズはしまっておいてくれ)
(亜内検事)
これが犯行の動機では?
被告人はこの事実を知り、カっとなって殺害したのです。
(裁判長)
ふむ。
確かに明白ですな。
(矢張)
ちょっと待ってくれよー。
俺、やってないって。
(亜内検事)
ところで、事件当日、あなたは被害者のマンションに行きましたかな?
(矢張)
さーてー、どうだったかなー?
えっとー?
(千尋)
目を覆いたくなる無残なとぼけ方ね。
(亜内検事)
思い出せない?
では、思い出させてあげましょう。
裁判長、被告人は嘘をついております。
検察側はここに物的証拠として、目撃者を召喚致します。
(法廷がざわざわする)
(成歩堂)
目撃者?
(裁判長)
静粛に、静粛に。
証人をここに。
(証人)
どうも。
(千尋)
これからが勝負よ、成歩堂くん。
(裁判長)
では証人、名前と職業を。
(山野)
山野星雄と申します。
新聞の勧誘をやっております。
(裁判長)
では証人、あなたは事件当日目撃したことを証言してください。
(山野)
はぁい。
(山野)
あの日、私あのマンションで勧誘をしておりまして、そこで事件のあった部屋から慌てた様子であの男の人が出てきたのでございます。
(成歩堂)
(矢張、そんなの聞いてないぞ。)
(山野)
それで私、不審に思いまして、部屋をのぞいて見たんでございます。
すると、なんと女の人が死んでいるではございませんか。
もう怖くて部屋の中には入れず、慌てて近くの公衆電話から110番したんです。
時間は午後2時でした。
(裁判長)
公衆電話、現場に電話はなかったのですかな?
(山野)
玄関脇に電話はあったのですが、事件当日の午後1時から6時まで現場付近は停電しており、通じなかったのです。
(裁判長)
それなら公衆電話もうなずけます。
(成歩堂)
停電・・・
(亜内検事)
いかがですかな?
これ以上はない決定的な目撃証言です。
(千尋)
どうかした?
いえ。
(裁判長)
では弁護人、尋問をお願いします。
(成歩堂)
はい!
(千尋)
さぁ、いよいよ出番よ。
あなたの依頼人が無実なら、今の目撃証言は嘘に決まっている。
証言と証拠品の情報、そこにある決定的な食い違い、矛盾を見つけるの。
(成歩堂)
矛盾?
(千尋)
そう。
全ての鍵を握っているのは証拠品。
しっかりね。
(成歩堂)
わかりました、やってみます。
(成歩堂)
ええとそれでは、裁判長!
ただいまの証言は明らかに矛盾しています。
(裁判長)
ほほぅ、一体どこがですかな?
(成歩堂)
いやぁ、そのぅ、それをこれからみなさんで考えてみませんか?っていう。
(法廷の笑い声)
(成歩堂)
あ、いたっ!
(千尋)
なぜ笑うの?
今は笑う時じゃないわ。
考えるの!
(成歩堂)
は、はいっ、はいっ!
解剖記録・・・これはっ!
(成歩堂)
よぅしっ!
(裁判長)
では改めて、弁護人、尋問を。
(成歩堂)
遺体を見つけたのは午後2時、この時間に間違いはありませんか?
(山野)
ええ、間違いありません。
(成歩堂)
でも解剖記録によると、被害者の死亡推定時刻は午後4時よりあとなんです。
明らかに、矛盾してますよね?
(千尋)
(見事なツッコミよ、成歩堂くん)
(裁判長)
オッホン。証人は説明を。
(山野)
え?ええ、確か現場で時報を聞いたんです。
テレビでも見ていたのでしょうねぇ。
(亜内検事)
そうだ、それなら筋が合う。
(成歩堂)
でも、停電していたんですよね?その頃って。
それならテレビは使えなかったと思うんですけど。
(山野)
あぁ、すみません、勘違いでした。
時計の音です。
あの置き時計の。
(成歩堂)
置き時計?
(山野)
そうですよ、犯人が殴る時に使ったあの考える人です。
(亜内検事)
では裁判長、確かにこれは時計なのです。
首をひねると時刻を知らせる仕組みになっているとか。
(矢張)
俺のマイアイデアなんだぜ。
(成歩堂)
(先に言っとけよ)
(成歩堂)
首をひねると時刻を・・・
(成歩堂)
山野さん!あなたは嘘をついている!
(成歩堂)
先ほどあなたはこう言いました。
(山野)
(もう怖くて部屋の中には入れず)
(成歩堂)
こいつが時計だと知るには、その音を聞くしかない。
(成歩堂)
そうだ、あなたはこの時計の音を聞いたんです。
あの日あの部屋に入って被害者を殴ったその瞬間に。
(置き時計)
(2時?だと、思う)
(成歩堂)
突然聞こえた時報、あなたはびっくりしたはずです。
だからその時刻が印象に残った。
そうではありませんか?!
(裁判長)
証人!いかがですか?
(山野)
わ、私は決して、、、
(山野)
うるせぇんだよ!細けえことグチグチと!俺は見たんだ!
あの女を殺したのは、あいつなんだぁ!
はぁ、はぁ、はぁ。
(裁判長)
静粛に!
証人は口を慎むように!
弁護人、証人が聞いたという時報がこの時計の音だったという証拠、そんな証拠があるのですか?
(成歩堂)
そ、それは、、、
(千尋)
簡単なこと。
ここで今、鳴らしてみましょう。
その時計を。
(成歩堂)
はい。
(置き時計)
んー、9時?25分?だと、思う。
(裁判長)
(矢張)
いいねー!俺のマイボイスなんだぜぇ!
(裁判長)
しかし、これがどんな証拠になるというのでしょうか?
(成歩堂)
9時25分・・・
亜内検事、今は本当は何時ですか?
(亜内検事)
今?11時25分・・・
(裁判長)
2時間遅れてる?!
(成歩堂)
山野さんの証言も2時間ずれていました。
つまり、犯行の瞬間山野さんが聞いたのは、間違いなく!この時計の音だったのです!
(山野)
よっはっは!
へっ、おもしれぇ話しだったよぉ。
確かにその時計は2時間遅れてるみたいだが、事件当日も遅れていたかどうかわからねぇじゃねえか!
けっ!どうなんだよー!答えてみろー!
(山野)
それが説明されない限り立証は不可能じゃねえか!
(千尋)
成歩堂くん!
(裁判長)
弁護人、いかがですか?
(千尋)
(ここは弱気になってはだめ)
(成歩堂)
(ここまで来て、僕はお前の力になれないのか)
(裁判長)
証拠が何もなければ、この証人を告発することはできません。
(山野)
へっ、人がわざわざ証言しに来てやったってのに、犯人呼ばわりかよ!
最低だな、弁護士ってやつは!
(成歩堂)
(すまない、矢張)
(裁判長)
では、これにて山野星雄氏に対する尋問を終了します。
(千尋)
待って!!
(成歩堂)
ち、千尋さん。
(千尋)
今こそ笑う時よ、成歩堂くん。
弁護士が笑うのは、絶対絶命、ピンチの時だけ。
諦めてはだめ!
最後までね。
(裁判長)
弁護人、何かあるなら発言をするように。
発言があるのですか?弁護人。
(成歩堂)
でも、事件があった日に時計が遅れていたかどうかなんて証明しようが・・・
(千尋)
発想を逆転させるの。
(成歩堂)
ぎゃく・・・てん・・・?
(千尋)
そう。
そもそもあの時計はなぜ2時間も遅れていたのか、その理由を考えるの。
(成歩堂)
2時間・・・2時間・・・
(裁判長)
どうやら弁護人から発言はないようですので・・・
(成歩堂)
そうか!2時間!
(裁判長)
これにて尋問を終わりま・・・
(成歩堂)
異議あり!!!
(成歩堂)
どうして時計が2時間も遅れていたか・・・その理由は、これです!!
(山野)
そ、その写真がなんだっていうんだぃ!
(成歩堂)
海外と日本には時差があります。
調書によれば、被害者は事件前日海外旅行から帰国しました。
その行き先であるニューヨークと日本の時差は14時間。
日本で午後4時の時、向こうは午前2時、その差だ。
(千尋)
ちょうど2時間のずれね。
(成歩堂)
被害者はこの置き時計を旅行に持って行って、帰国後、その時差を戻していなかった。
(成歩堂)
だからあなたの聞いた時報は2時間ずれていたんです!
どうですか!山野さん!!
(裁判長)
証人の緊急逮捕を!!
(成歩堂)
(山野星雄は新聞の勧誘をしながら留守を狙い、空き巣をしていた)
(その時、被害者が帰って来て、そして事件は起こった)
(裁判長)
静粛に!
オッホン!
成歩堂くん。
(成歩堂)
あ、はい。
(裁判長)
正直なところ、大変驚きました。
初めての弁護で真犯人まで探し出すとは。
(成歩堂)
あ、いや、ありがとうございます。
(裁判長)
では、判決を言い渡します。
無罪!!
(亜内検事)
くそったれー!!
(千尋)
よくやったわね、成歩堂くん。
(成歩堂)
ありがとうございます、千尋さん。
(裁判長)
本日はこれにて閉廷!
(矢張)
成歩堂ー!
お前すごいやつだなー!
(千尋)
おめでとうございます、ヤッパリさん。
(矢張)
え?あのー、俺矢張だけど、、、
(千尋)
え?なんですか?ヤッパリさん。
(矢張)
え、なんつうか、そのぅ、ほんと、ありがとうっす!
おれ、一生忘れねえから!
(成歩堂)
あのさ、助けたの、僕だぞ。
(矢張)
あぁー、そうだ!
これ、受け取ってください!
(千尋)
え、でもこれ、凶器なんじゃ・・・
(矢張)
え、あぁ、違います。
同じだけど違うんです。
ペアで作った俺の分のやつなんです。
(千尋)
あぁー。
(矢張)
今日の出会いの記念に!
(千尋)
じゃ、記念にいただくわね。
ありがとう。
(矢張)
俺、あいつのこと愛してたのに裏切るなんて、すげぇ悲しいよぅ。
(成歩堂)
矢張・・・
(千尋)
私はそうは思わないけど。
彼女なりにあなたのことを思っていた。
証拠だってちゃんとあるわ。
(矢張)
嘘だね!!
成歩堂ー。
(成歩堂)
そういえばこの時計、彼女旅行先に持って行ってたんだよな。
(矢張)
たまたま時計がなかったんだろ?
(成歩堂)
それでこんな重くてでかいのを持っていくか?
(矢張)
そうだな。
ありがとな、成歩堂。
(千尋)
ドッキドキの一日だったけど、ついに踏み出したわね。
(成歩堂)
はい。
ヒヤヒヤの第一歩でしたけど。
(千尋)
でもそれは、誰かのための大切な一歩よ。
いい?成歩堂くん。
この広い広い社会の中に、あなたの助けを必要としてる誰かが、きっといるわ。
しっかりね。
(成歩堂)
はい!
(千尋)
あ、そうだ。
弁護士になったきっかけ。
(成歩堂)
あいつの、おかげです。
(千尋)
今度ゆっくり聞かせてね。
(成歩堂)
わかりました!
あ!裁判所に自転車を忘れて来ました!
ここで失礼します!
(成歩堂)
(こうして、僕の初めての事件は幕を閉じた。だけど、弁護士になったきっかけを話すという約束は永久に果たされることはなかった)